塩洗顔に塩マッサージ、そして塩パックなどなど…「塩」を利用した美容ケア方法は数多くあります。自然素材であるうえ、美肌効果にも定評がある『塩ケア』ですが、なんと塩を湯船に入れるだけでも温泉に入ったような嬉しい効果があるそうです。
今回は、その塩を使った「粗塩風呂」のやり方や効果について調べてみました。
「粗塩風呂」とはどんな方法?
毎日の入浴で、お気に入りの入浴剤を使っているという人も多いと思いますが、「粗塩風呂」ではその入浴剤の代わりに市販の塩を使用します。
- 自然塩を用意する(お漬物用の粗塩でOK)
- ひとつかみの塩を湯船に入れる:目安は30~50g
- 38℃の設定で20分ほど浸かる
- 湯船から上がったら、シャワーでしっかりと塩分を洗う長洲
塩は、マグネシウムやカリウムなど、ミネラル豊富な自然塩を使います。入浴時間は、慣れないうちは短めに。あまり無理をせず徐々に長くしていくのがよさそうです。
「粗塩風呂」で期待できる効果
やり方はずいぶんとシンプルですが、デトックスといったような体に嬉しい効果が期待できるようです。
発汗作用
塩を入れたことにより、浸透圧の関係で汗が出やすくなるそうです。また、自然塩が含むミネラルの作用で新陳代謝が活発になり発汗を促してくれるという効果も。
むくみ対策
上述の通り、発汗することに伴い毛穴汚れや詰まりなどの老廃物が体外に排出されるのを助ける働きがあります。
美肌効果
ミネラル豊富な自然塩を使うためお肌にも嬉しい効果がたくさん!特に、塩に含まれるマグネシウムには保湿効果があるそうで、これが湯上りの肌の乾燥を防いでくれるそうです。粗塩風呂を習慣づけることが、毎日の美肌ケアにもつながりそうですね。
保温効果
粗塩が肌をコーティングし保温効果が高まるため、体の熱を逃さないようにしてくれ、ぬるめのお湯でも体の芯からぽかぽかと温めてくれます。これは寒い季節にはもってこいの方法ですね。冷え性対策にも効きそうです。
肩こり・腰痛の改善
上述にある通り、保温効果が上がることで末梢血管の血行をよくするため肩こりや腰痛の解消にも効果が期待できます。血行促進は、肩こり・腰痛に限らずむくみや冷え性対策や美肌効果など、既述の様々な嬉しい効果にも影響していると言えそうですね。
「粗塩風呂」の注意点は?
ちょっと聞いただけでもとっても魅力的な「粗塩風呂」ですが、行う際の注意点もいくつかあります。
- 肌に傷がある場合は染みる恐れがあるため避ける
- 発汗作用があるため入浴前後の水分補給はしっかりと
- 風呂釜を痛める原因となり得る為、沸かし返しはしない
- 塩水は錆の原因となるため、水回りは塩や塩水が付着した状態で放置しない。使用後(入浴後)はしっかりと洗い流す。
シンプルな方法で気軽に取り入れることができる「粗塩風呂」。上記ポイントに留意しつつ、楽しい入浴タイムを過ごしたいですね!