長かった冬に終わりを告げ、ポカポカ陽気と共にやってくる“春”。
待ちに待った春に心も踊り、外に出る機会も多くなりますが、紫外線対策は万全ですか?
実は春の紫外線量は冬とは比べ物にならない程強いうえに、真夏よりもたちが悪いのだとか…!
今回は、春先からの紫外線対策の重要さと気をつけたいポイントをまとめてみました。
春先からの紫外線対策が重要なワケ
シミ・シワ・たるみの原因となる紫外線
なんと、シミ・シワ・たるみど、肌老化の原因の約80%は、年齢ではなく紫外線によるものが多いといわれるそう。
私たちの肌にダメージを与える紫外線には、波長の長いA波(UVA)とB波(UVB)がありますが、
- UVA:波長が長く、肌の奥にある真皮にまで到達。肌の弾力やハリを保つコラーゲンやエラスチンなどの大切な美肌組織を傷つけて壊してしまう。
- UVB:波長が短く、肌表面の表皮に留まり肌を変色させて、シミやくすみなどの日焼けあとを残す。5月~9月までが特に強い。
といった特徴があり、いずれも美肌の敵となる恐ろしい影響を及ぼします。
春先からぐんぐん増えだす紫外線量
「紫外線量は真夏が一番多い!」と思いがちですが、実は紫外線は3月頃から増え始め、5月に早くもピークを迎えるとも言われています。
驚いたことに、4月と5月の紫外線量の合計は、7月+8月の紫外線量より多い。というデータもあるのだとか。
また、3月の紫外線量は残暑のキツイ9月とほぼ同等で、春先の柔らかな春の日差しの中にも、かなりの量の紫外線が降り注いでいるため、油断は大敵です。
春のお肌は無防備でデリケート
春先に紫外線が増えてくるのに対し、冬を過ごした肌は一年中で最も明るく白いため、紫外線に対して最も無防備な状態です。
また、冬場の激しい乾燥に耐えてきたため、肌は敏感そのもの。春先の肌はとってもデリケートな状態だといえます。
ただでも春は、花粉に気温の変化、新生活によるストレスなどの外的要因により、肌トラブルが尽きない季節。
そこへ紫外線のストレスまで加えてしまっては、美肌作りなどできたものではありません…
ここで差が付く!肌美人になるための対策や習慣
まずはしっかりスキンケア
日焼け止めは乾燥の原因にもなるため、しっかりとスキンケアをすることが重要です。
基礎化粧品で保湿ケアをしてから5分以上の時間を空け、化粧品をしっかりと肌に吸収させて日焼け止めを塗ると乾燥対策になります。
自分に合った保湿機能のある日焼け止めを選ぶ
最近では、肌に優しくてもUVカット効果が出来る上に、保湿も同時に行う高機能な製品も増えていますので、まずは自分に合う日焼け止めを見つけましょう。
また、日焼け止めの使用感が苦手という場合には、化粧下地+メイクアップ効果+UVカット効果+スキンケア効果が1つになったCCクリームを使用するのもオススメです。
帰宅したらメイクオフ
しっかりと紫外線対策をしたメイク肌を解放し、外出時に付着した花粉やホコリなどを落とすため。そして、紫外線を受けて火照ったお肌のアフターケアを早めに行うという意味でも、帰宅後は早めにメイクを落とし、洗顔しましょう。
美肌効果が期待できる食べ物をとる
美肌効果があるとされる旬の果物や野菜でビタミンCやクエン酸をしっかりと摂取するのもオススメです。
たとえば、
- いちご:コラーゲン生成を助けて皮膚を丈夫にするなど美肌つくり、シミなどの予防には欠かせないとされるビタミンC。イチゴには100g中にビタミンCが約60mgと豊富に含まれています。
- 春キャベツ:春キャベツはビタミンC/U/Kに加え、食物繊維やボロンが豊富な美肌野菜として知られています。キャベツの外側の緑の葉1枚で1日分のビタミンCを摂取も可能言われているので、積極的に食べたいですね。
- 夏みかん:夏みかんには新陳代謝を促すクエン酸がたっぷり!クエン酸は肌の代謝をアップさせ、ターンオーバーを活性化させる効果が期待できるます。
外出時は帽子や日傘も活用
紫外線を避けるため、日焼け止めの他に、日傘・帽子・サングラス・スートル・長袖・長ズボンなどといったアイテムも上手に活用して肌を守りましょう。
ただし、帽子や日傘があるから大丈夫!と日焼け止めを塗らないのはダメ。
紫外線対策は一日にしてならず!春先からの肌ケアを万全に行い、素肌美人の称号を手に入れましょう!