乾燥や風邪が原因となる「喉の痛み」。ツバを飲み込むのさえ辛く、食欲も失せてしまいますよね。
私自身、今季は様々な風邪の症状に悩まされましたが、やはり「喉の痛み」は中でも辛かったという印象が残っています(涙)
そこで、「喉の痛み」が気になる時に簡単に行える方民間療法のようなものはないかと調べてみました。
ツライのどの痛みを緩和させる方法はいろいろとあるようですが、今回は手軽に行えそうなシンプルな方法に絞ってまとめたので、もし「喉の痛み」に悩まされたら参考にしてみてくださいね。
「喉の痛み」の原因は大きく分けて2種類
のどの痛みが起こる原因は、
- かぜやインフルエンザなどの細菌やウイルスによって炎症を起こしている場合
- のどを酷使したことによって炎症を起こしている場合
の2種類が考えられるそうです。どちらも炎症ではありますが、炎症を起こす箇所や炎症の種類が異なるため、それぞれに合った対処が必要になります。
細菌やウイルスが原因の場合
細菌やウイルスを攻撃して排除するリンパ組織の集合体「扁桃」。常に細菌やウイルスを捕まえては殺すという戦いが繰り広げられており、いつも小さな炎症が起きていますが、そのほとんどは、免疫力によって自覚症状もないまま自然に治ります。
しかし、免疫力が低下していたり、強い細菌やウイルスが侵入した場合には、自己治癒力では炎症を抑えることができないため、炎症がひどくなり、扁桃やリンパ節が赤く腫れてきて、のどの痛みが起こります。
また、風邪を引いた際に感じる「喉のイガイガ」は、喉のうち鼻の奥から食道の入り口までにあたる咽頭(いんとう)や扁桃(へんとう)に、細菌やウイルスが感染して増殖を始めたサインです。
のどを酷使したことが原因の場合
大声を出す、長時間しゃべり続ける、カラオケで歌い続けるなど、のどの酷使した場合も痛みの原因となります。また、タバコの吸いすぎやお酒の飲みすぎなど、のどに負担を与える習慣が原因となる場合もあります。
喉の痛みを緩和させる方法
上述の通り、「喉の痛み」の原因は大きく分けて2種類ですが、今回は主に“細菌やウイルスが原因の場合”の喉の痛みの解決方法について調べてみました。
マスクをつける
喉を乾燥から防いで潤すためにマスクをするのは非常に効果的です。喉が痛い間は食事の時以外はずっとマスクをしていることがポイント。寝る時も必ずマスクをするようにしましょう。
うがいは塩水で
刺激の原因となるものを粘膜から洗い流し、喉の炎症を緩和させるため、ぬるま湯に塩を小さじ半分入れてうがいをします。その他、緑茶や紅茶でうがいをするのも効果的です。
首を温める
マフラーやハイネックを着る、またはホッカイロを使うなどして喉を温めると痛みが和らいできます。タオルやハンカチを巻くのもOK。
肩を回して血行を促進
血行が良くなることで喉の痛みも和らぐようです。例えば、両肘で左右に大きな円を描くようにぐるぐると回して肩の血行を促進するなど、簡単な運動も有効です。上記のように首回りを温める方法も血行促進につながります。
口呼吸はしない
口呼吸は乾燥した空気がそのまま喉を通るため、喉が乾燥し細菌が侵入しやすい環境を作ってしまうそうです。一方、鼻呼吸をすると鼻の内部で加湿と細菌の除去ができるため、風邪などの細菌に感染しにくくなるというメリットがあります。健康トラブルを防ぐためにも鼻呼吸を習慣づけたほうが良さそうです。
咳がつらく眠れないときは“玉ねぎを枕元”に
これは、古くから伝わる民間療法ですが、玉ねぎの皮をむき、2つに切ったものをお皿などに入れ枕元に置いて寝る。という方法です。タマネギに含まれる「硫化アリル」には、咳を止めたり気持ちを穏やかにする働きがあり、安眠に絶大な効果があるとされます。
「喉の痛み」に良い食べ物
- マヌカハニー
普通の蜂蜜も良いですが、さらに効果的なのがマヌカハニーです。 - 大根のはちみつ漬け
消炎作用があり腫れを和らげてくれる大根とはおろし汁を飲むとだけでも咳もスッと治まってくれます。そこへ蜂蜜を加えれば更なる効果を期待できます。大根を蜂蜜につけたものをお湯やお茶で割って飲めば飲みやすくオススメです。 - カモミールハーブティー
ハーブティーの中でも喉の痛みに有効とされるカモミール。体を温めて、発汗を促す働きがあるとされるハーブティーですから、お休み前にもオススメです。 - 洋ナシを食べる
梨には喉の炎症を抑えてくれるソルビトールが豊富に含まれているため喉の痛みにも効果が期待できるそうです。手に入る季節は限られていますが、食欲がない時でも口にしやすい果物なので、入手できるようであれば試してみたい方法ですね。 - マシュマロを食べる
マシュマロの中に含まれるゼラチンが、腫れて炎症を起こした喉を柔らかく覆い、痛みを和らげてくれるそうです。喉が痛いと感じたらマシュマロを3、4つほどを目安に食べてるのが良いようです。
その他、「喉の痛み」を和らげるためのポイント
「喉の痛み」がつらいときには、ビタミンやミネラルを多く含んでいる食品をとるようにしましょう。(例えば、生姜、ねぎ、レンコン、春菊、しそ、キンカン、みかんの皮、ゆず、パイナップルなど。)
また、喉に悪いとされる唐辛子などの刺激物、チョコレート、メロンなどは「喉の痛み」があるときには避けた方が良いそうです。
その他、喉を冷やしてしまうと痛みが悪化する場合もあるため冷たいものはなるべく避け、温めた食べ物・飲み物をとるように。野菜は温野菜に、そしてうがいもぬるま湯で行うようにしましょう。