「オイルうがい」と聞いて、食用油を口に含んでガラガラするのか?と思ったのですが、どうやら“うがい”といっても、マウスウォッシュのように「くちゅくちゅ」とうがいして吐き出す方法の事のようです。
この「オイルうがい」は、別名『オイルプリング』とも呼ばれ、インドの自然療法であるアーユルベーダの健康法の一つとして有名なものだそうです。
この『オイルプリング』ですが、単に腔内環境を整えるための健康法かと思いきや、口臭予防などの腔内トラブルに効果があるのみならず、デトックスやリフトアップにも効くと話題になっているようです。
まだ日本ではあまり聞きなれない『オイルプリング』。
いったいどのようなものなのか?どのような効果が期待できるのか?いろいろと気になったので調べてみました。
『オイルプリング』とは
既述の通り、インドの自然療法“アーユルベーダ”の健康法の一つで、もともと「ガンドゥーシャ」と呼ばれるものです。なんと、インドの食品会社などでは、オイルプリング用に個装パックにした商品も流通しているのだとか。
オイルプリングに適したオイルの種類
アーユルベーダを起源とする健康法のため、本来はごま油で行うそうですが、他の食用油でも問題なく行えます。
- ごま油
- ココナッツオイル
- オリーブオイル
- グレープシードオイル
- ひまわり油
- 亜麻仁油
基本的には好みの食用油でOKですが、体験している人の声を調べてみると“エクストラ・ヴァージン・ココナッツオイル”を使った方法で実践する人が多いように思いました。
実際に私が試してみたのはごま油、オリーブオイル、そしてココナッツオイル。その中でもココナッツオイルはオイルの甘みがほんのりと感じられ、うがいでありながらも“おいしい”感じも楽しめました。また、ごま油は香ばしく、これはこれで腔内がスッキリ爽やかになったように感じました。一方、オリーブオイルはできないことはないのですが、少々油臭さが気になり、この中では一番やりづらかったように思います。
しかし、意外なことにいずれの場合もオイルを口に含んで30秒ほどうがいをする間に、オイル独特のギトギト感は感じられなくなり、すぐにサラサラとした液体に変化しました。
オイルプリングのやり方
- 大さじ1杯のオイルを口に入れる
- もぐもぐ・ぶくぶく・くちゅくちゅとうがいを15~20分ほど続ける
- 口からだし、水でよくすすぐ
“うがい”をする際は、『オイルを吸って、押し出し、そして引き出す』ように、また歯の裏側や隙間にも入りこむように心がけながら行うのがポイント。
頻度としては、1日に1回~週に1回程度、定期的に行うと良いということです。
気になる『オイルプリング』の効果とは
やり方はいたって簡単なオイルプリングですが、気になるのはその効果。いったいどのような働きがあるのでしょうか?
- 口内から体内の毒素を排出するデトックス効果
- 口臭・歯周病・虫歯・歯肉炎など口内の病気の予防
- 歯のホワイトニング効果
- 美容に効果的(ほうれい線の予防や血色・ハリを良くする、シワやハリのケアに
色々と金\対できる効果はあるようですが、最後の美容に関する効果は、うがいの間に顔の筋肉をまんべんなく動かすことによる効果といえるそうです。
腔内環境を整えるばかりでなく、美容にも働きかけてくれるところがうれしいですね。
『オイルプリング』をする際に気を付けたいこと
- うがいしたオイルは飲み込まないように注意する
- 無理して長時間行うことはせず、疲れてきたら吐き出す
オイルプリングでは、たまっていた細菌がいっぱい含まれています。折角オイルが口の中をキレイにしてくれても、その毒素を体の中に入れてしまっては、振り出しに戻ることに…。
手軽にできる健康法ですから、無理はせず自分に合ったペースで続けたいですね!