一筋縄にはいかない、美肌作りの道…
約1か月という生理周期に合わせてホルモンバランスが変化する女性の肌は、コンディションを保つだけでも一苦労です。
しかし、女性の肌にとってのゴールデン期間というものがあるのも事実。
実は、美肌を目指すなら知っておくべき秘密が、生理後約1週間の“卵胞期”に隠されているそうです。
生理周期にあわせ、肌コンディションは変化する
生理開始日から、次の生理が始まる前日までの日数を指す“生理周期”。女性の肌は生理周期にあわせてコンディションが変化するため、スキンケアも生理周期にあわせて、少し変化させることが大切なんだそうです。
いつも通りのケアをしているのに肌の調子が良かったりイマイチだったり…と感じるのはこのためなんですね。
美肌作りは生理後の約1週間がキーポイント
「卵胞期」に美肌を育もう
生理後にあたる「卵胞期」は、美肌を保つ卵胞ホルモンが増えるため、肌の水分量がアップしコンディションは絶好調です。
またこの期間は、女性ホルモンの代表格「エストロゲン」がたっぷり分泌されるので、肌のツヤもよく、新陳代謝が活発になり、美肌作りにはうってつけの時期です。
卵胞期に抑えるべき美肌作りのポイント
お肌の状態が絶好調の卵胞期。より美しい肌を手に入れるために知っておきたい3つのポイントをまとめてみました。
“新しい化粧品”を試すなら生理後
基礎化粧品を変えるのって勇気がいりますよね。でも、肌コンディションが安定している卵胞期なら、新しい化粧品を試したり、効果的なケアを積極的に行う「攻め」のケアに挑戦するのにも最適です。
むだ毛処理やカラーリングにパーマなどといった、刺激のあるケアは、この時期に済ませておくのが吉。
生理後は“硬水”を飲んで代謝アップ!
美肌作りと『代謝』は切っても切れない関係にあります。卵胞期は新陳代謝をアップするのに最適な時期ですから、ミネラル豊富な硬水を飲んで、体内の余分な水や毒素などがしっかりと排出しましょう。
また、硬水にはカルシウムやマグネシウムが多く含まれていますが、これが胃腸を刺激して、宿便が解放されるという作用も期待できます。ということは、ダイエットにも効果的と言えます。
ミネラルが豊富なヨーロッパ産の硬水“コントレックス”もダイエットに効くミネラルウォーターとして有名ですよね。
生理後は“リンパマッサージ”を取り入れよう
この時期にぜひとも試したいのが、シャワーによるリンパマッサージです。リンパマッサージは次の要領で行います。
- リンパ管と静脈の交わる鎖骨付近にシャワーを当てる
- 太い血管が身体の表面を通っている首、そけい部(両足の太ももの付け根)、足首に集中して当てる
- 最後に手足の先から心臓に向かってゆっくり螺旋を描きながらシャワーを当てる
顔周りから下半身、そして全身にいたるまでじっくりとマッサージするのがポイントです。卵胞期は血行も良い時期なので、時間がない時は湯舟を省略し、このリンパマッサージを取り入れるだけでも血流がアップするそうです。
ダイエット期としても知られる“生理後の1週間”
エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量が増加する月経の後半から、排卵日までの期間は女性のダイエットチャンスとしても有名です。
肌のターンオーバーに必要なミネラル分を多く含んだ常温の硬水を一日1リットルくらい飲むのがおすすめ。大量に水分を取ったとしても、この時期は代謝も良いのでむくみ辛いそうです。
ただし、おなかの弱い人は体調と相談しながら適量を摂取しましょう。
生理中の期間は、女性にとってとても憂鬱なものではありますが、その後にやってくる“卵胞期”はまさに女性の味方。女性特有のこのリズムを上手に利用すると、効果的なダイエットを行うことが出来ます。
どうせ肌や体のメンテナンスをするのであれば、より効果が得られる期間に集中的に行いたいですね!