メキシコや中央アメリカが原産とされ、熱帯・亜熱帯地方の作物の代表格として市場に出回る“アボカド”。一昔前は珍しいものでしたが、今やどの家庭の食卓にものぼる、定番の食材といえます。
意外に醤油ともマッチしてしまうその濃厚な味わいは老若男女ともに虜にしてしまうという魅力の持ち主。世界中で活躍するスーパーモデルやハリウッドセレブが毎日の食生活に取り入れている事も良く知られています。
調べてみると、このアボカドには健康に良い事、そして何よりも女性に嬉しい事がたくさんあるようです。
アボカドを食べている人とそうでない人では…?
アメリカの“Nutrition Journal”という調査機関よると、次のようなことが分かったそうです。
- アボカドを定期的に食べている人は、まったく食べていない人と比べると痩せていて健康的
- オレイン酸が豊富で中性脂肪を減らすといわれている。メタボリック症候群になるリスクが低い。
- 動脈硬化予防に効果的な善玉コレステロール値が高い。
「食べる美容液」と呼ばれるアボカドが含有する美容成分とは
テレビや雑誌などのメディアでも美容に良いとして紹介されることの多いアボカドですが、具体的にはどのような成分を含み、またそれらはどのように美容に働きかけてくれるのでしょうか?
- エネルギーターシャをよくするというビタミンB1・B2を含み、ダイエットに効果的
- 食物繊維たっぷりで整腸作用がある。
- 若返りのビタミンと称されるビタミンEを一日に必要とされる量の1/3含まれている。
- 皮膚の再生、新陳代謝、美肌作りに効果があるとされるビタミンB6を含む。
その他の効果・効能とは?
- 悪玉コレステロールを減らす効果がある
- オレイン酸が豊富で中性脂肪を減らすといわれている。
- 動脈硬化を予防するαリノレン酸(オメガ3)が入っている。
- 抗酸化成分が豊富
気になるアボカドのカロリーは?
濃厚でクリーミーな味わいが楽しめるアボカドですが、その脂肪分の多さから「森のバター」と呼ばれることも多いですよね。なんと、可食部の20%が脂肪分というこの果実、気になるカロリーはどれほどなのでしょうか?
可食部だけでみると100gあたり187kcal
大きめのアボカドでは可食部が大体175g。1個のカロリーは327kcalという計算に。野菜やフルーツとして考えるとカロリーは高めかも・・・?
ここからが肝心!実は燃焼を助けてくれる働きがある
脂肪含有量やカロリーに思わず尻込みしてしまいそうですが、実はこの脂質には体脂肪を燃やしてくれる性質が含まれるそうです。
- アボカドの資質は太りにくく、むしろ脂肪を燃焼する働きがある。
- アボカドに含まれる油分は抗酸化作用があり活性酸素を抑えるのに有効とされる
- アボカドの脂質は不飽和脂肪酸のオレイン酸&リノール酸が8割を占め、血中コレステロールを増やす心配が少ない。
適量を食べればダイエットの味方になるアボカド
- アボカドは満腹感を感じられやすく腹持ちが良い。
- 食前に食べておくことで、やけ食いのように食欲に走ることを予防できる。
アボカドにはダイエットに有効とされる特性がたっぷり。毎日の食生活に適量摂り入れることで、健康美を手に入れることが出来そうですね。